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英語を話す自由人@Kanです。

人間は楽をしたがる生き物ですが、英語学習も例外ではありません。

その最たるものが、

聞き流し

です。

今回は、聞き流しでひどい目にあった男たちの経験に学ぶことにします。

睡眠学習で高校受験に挑戦した友人の末路

時は平成のアタマ、私がまだ中学3年生だった頃。

当時塾に通っていたことは以前にお話ししたとおりですが、塾の仲間に、お金持ちの友人T君がいました。

4月に入ったある日の塾の帰り、彼はすごい勉強法に出会ったことを喧伝します。

睡眠学習って知ってる?

寝てる間に5教科のテープを流しているだけで脳が勝手に勉強してくれて、成績が上がるんやぞ!

価格は、50万円。

T君すげー、テープ貸してくれよ!!

私を含む塾仲間の間で歓声が湧きたちます。しかし、

もったいないからダメ!!

ケチ臭い彼から一蹴されてかなり悔しかったことを記憶しています。

しゃーない。真面目に勉強するしかないか…

その10か月後。

ふたたび春が訪れ、某公立高校の合格発表の日がやってきました。

片田舎なので、地元に1個しかなく、中学の同級生の誰もが受験し、そして受かる高校。倍率は1.03倍くらいで、ほぼ落ちる者はいません。

塾の仲間と自分の番号をさっさと確認して校庭内を歩いていたところ、暗い木陰で、T君が木陰と同じ色の表情で体操座りをしている姿を発見しました。

なんと、彼は、入試に落第してしまったのです。

睡眠学習に賭けた彼はなぜ失敗してしまったのでしょうか?

私の推測する答えは、こちらです。
異論のある方はまずいないと思います。

・ただ、聞くだけだった。

・中身を理解しようと頭を働かせなかった。

・理解できたことを反復学習で定着させなかった。

英語聞き流しに手を出してしまった俺の末路

英語聞き流し効果への過度な期待

あの日から、20年後。
駐在の初期に、私は、T君と同じ過ちを犯します。

それは、

英語の聞き流し

です。

・ネイティブの子供は、幼いころから英語のシャワーを浴びる

・この、英語のシャワーによって英語脳ができる。

・英語脳ができれば、リスニング、スピーキングが何でもできる!!

そんなムシのいい欲求に掻き立てられた私は、次の取り組みを始めました。

それは、テレビを大音声でつけっぱなしにして、CNN,BBCなどの英語のシャワーを浴びることでした。

何もしていないくせに、ただぼーっとしているだけで英語の力がついている気がして、気分が高揚したことを今でも覚えています。あの時のT君のように…。

英語の聞き流しの弊害がさく裂

この習慣を開始して3か月後、上司に同行して、カウンターパートとのワーキングランチに出かけることになりました。

もちろん、使用言語は英語です。

会場は、現地トップクラスの日本料理屋。

お相手は、現地人の有力者。

お高い日本料理を潤滑油に、交渉中だった事案の進捗を確認しつつ、押せるところは押すことが目的でした。

ランチを終え、カウンターパートを玄関で見送った後、突然上司がこう語りました。

上司:いやー、Kan君、今日はいいやりとりができたね。折角だから、やりとりをレポートにして東京に共有しようよ。

私:!!!

全然聴いてないっすよ、という言葉が喉元まで出かかりましたが、駐在生活が3か月で打ち切りになる悪夢を想定し、グッとこらえました。

そう、上司とカウンターパートとのやりとりを完全に聞き流しており、脳みその表層には何も残っていなかったのでした。

涙目で職場に戻り、思い切り脳の筋肉をふり絞っていたところ、次のひらめきがありました。

アジェンダ、こちらから押すべきポイントは予め明らかだから、何とか前ふりは書けそうだな…
そういや、盛り上がっていたところで、俺は適当に「Sounds good」とか相槌打ってたな、あん時何で俺反応したんだっけ?

このひらめきで、なけなしの記憶をたぐり寄せて無理やり文章として綴ったところ、赤点は何とか逃れ、上司の添削で文章を2,3割増しにして、東京に無事報告することができました。

もちろん、適当に相槌打っていなかったら即死でした。

英語聞き流し失敗の本質

では、なぜ私は失敗してしまったのでしょうか?

反省を込めて失敗の本質を書き出してみると、次のとおりです。

・ただ、聞くだけだった。

・中身を理解しようと頭を働かせなかった。

・理解できたことを反復学習で定着させなかった。

あれ、T君の場合と同じじゃん!!!

となりそうですが、これだけに留まりません。

耳に入ってくる英語の一言一言を大事にしなくなり、ちょっとばかし聴こえなくてもまあいいか、となるだけでなく、その「ちょっとばかし」の隙間がどんどん巨大化し、ザルの英語耳になっていくのです。

名付けて、リスニングのモラルハザード。

この病に気づいてからは、どんな些細なミーティングでもメモを取るようになりました。メモを持参しにくい食事時には、テーブルの下で紙の箸置きや名刺の裏にキーワードを書き込み、そのキーワードをもとにやり取りを復元する訓練をしました。

かくして、軌道修正するのに3か月、駐在6か月目までかかりましたが、余計な聞き流しなんぞしなければ、駐在3か月目でとっくに独り立ちできていました。

セコイ近道を追いかける余り、却って3か月も遠回りしてしまったのです。

まとめ

最後にまとめます。

私の見解としては、聞き流しは絶対におすすめしません。

効果がないばかりか、「分からなくてもいいや」と耳をナマケモノにすることで、聴きとろうとする力を根本から破壊してしまうおそれがあるからです。

常識的に考えてみて下さい。

1日1クリックで月収〇万円などというもうけ話がありえないのと同様に、何の努力もしないで、気が付けば英語のスキルが身についている、なんてムシのいい話はありえません。

誰もが、アタマを必死に働かせて、英語と格闘するフェーズをくぐりぬけながら英語を身に付けていくのです。

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