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英語を話す自由人@Kanです。

私たち日本人は、読解を中心に英語を勉強してきたせいか、音読に飛びつきやすいです。

私もその一人でして、100回ほど取り組みかけて挫折しました。

また、音読と似ている勉強で、シャドーイングというものがあります。

シャドーイングとは、聞こえてくるスクリプトの音声を追いかけて発音するメソッドですが、耳は動かす点は異なりますが、音読の兄弟ようなものです。

そこで、今回は、音読とシャドーイングをまとめて扱い、その効果についてお話しします。

英会話上達に効果がないどころか弊害もあり

効果がない理由

いきなり結論ですが、音読もシャドーイングも基本的には英会話の役に立ちません。

私のオリジナルの定義として、

英語を話す=状況に応じて言いたいことを英語でひねり出すこと

なのですが、この定義を前提にお話しします。

音読・シャドーイングの場合、ただ声を出しているだけで、英語を話すという知的な作業を全くしていません。

だから、何十回、何百ページ読み上げたって「英語を話す」という本丸のスキルを磨く経験にもならないし、だから上達するということはありえないのです。

たまに、「音読・シャドーイングは英語を話す訓練になる」と称する記事を見かけますが、それは単に、

ただ声を出すこと=英語を話すこと

という壮絶な勘違い・飛躍をしていて、そのことに筆者が気づかないだけなのです。

「お祈り学習」という弊害

さらに、なじみがあって気楽に取り組める分、「お祈り学習」に陥る弊害があります。

これは、聞き流しの件でも少し触れましたが、

とりあえずやっておけば、英語脳ができて自ずと英語が話せるようになる
難しいものをやればやるほど、脳が鍛えられて話す力が付く

と勘違いして、頭をろくに使わず機械的な単純作業のように取り組むことで、少しはついていたはずの力もつかなくなってしまうことを意味します。

聞き流しを例にとると、以前にレビューした本のこのコメントがいい具体例になりますね。

・耳にタコが出来るほど聞いて、たとえ英語として聴きとれるようになったとしても、わからない単語やイディオムは結局わからないままです。
・よって、毎日毎日ひと月以上も聴いたにもかかわらず、いまだに私はこの会話の全趣旨はわからないままです

「お祈り学習」に陥りやすいリスクですが、音読の場合は、レベルが高すぎる教材に手を出すと、文章が読み上げられないのでリスクは低いです。

一方、シャドーイングの場合、意味がほとんど分からなくても音を追いかけて何となく声に出せるため、この罠(=意味が分からないけど、いつか分かるようになると信じてシャドーイングを重ね、意味が分からない状態が永遠に続く)にはまりやすいです。

音読やシャドーイングが役に立つケース

自分が作ったフレーズを読み上げる場合

とはいえ、私は音読やシャドーイングのすべてを否定しているわけではありません。

そう思って、上ではわざと「基本的に」にマーカーを引いているわけですが、特に音読については、英会話に絶対役に立つケースがあります。

それは、

自分が作ったフレーズを声に出して読み込む場合

です。

使える英語を増やすには、どんどん英語をひねり出して英語の「けもの道」を広げていくしかありませんが、この「けもの道」をコンクリートやアスファルトで舗装して、次回来るとき通りやすくする手段が、音読なのです。

私の駐在当初は、自分が英語で言おうとしたことは常にメモにしていましたが、それを小声ブツブツ繰り返し読んでいました。

自分で書いたフレーズだけに、2,3回読むだけで頭にスッと入ってくれます。舌も滑らかになり、その勢いで自信をもって意見を伝えたり、会議を仕切ったりしていました。

頭を英語話すモードに切り替える場合

次のケースは、駐在あるあるなのですが、日本人の仲間とがっつり飲んだ翌日は、脳内が日本語モードになって英語が出てこないことがよくあります。

それを切り替えるために、英字新聞で自分の担当分野の記事を読むときに、ブツブツ声を出して英語を読み上げたり、内容が分かりやすいNHKワールドを見る時にシャドーイングをしていましたが、かなり役に立っていました。

ただし、この切り替えができる前提は、「英語を話すモード」がある程度出来上がっていることですが、そのためには、やはりアウトプットのトレーニングを地道に積み重ねていく必要があります。

決して、音読やシャドーイングの結果「英語を話すモード」ができあがるというわけではないことに注意して下さい。

まとめ

今回は、音読やシャドーイングが英会話の役に立つかについてお話ししました。

英会話のキモは、自分がいいたいことを必死で英語にしてひねり出す作業なのですが、音読やシャドーイングにはこうした作業が一切伴いません。

だから、基本的には役に立ちません。

基本的にというからには、例外もあります。

自分で作った英語のフレーズを読み上げると、英語をひねり出すときに切り開いた回路を強化してくれます。

また、頭を日本語を話すモードから英語話すモードに切り替えたい場合、音読・シャドーイングは効果的です。

ただし、英語をひねり出す訓練を重ねて、英語を話すモードを作っておくことが前提です。

いずれにしても、英語を話したかったら、まず、英語をひねり出すこと=アウトプットありきです。

音読・シャドーイングは、せいぜい補助輪にしかなってくれないことに注意して下さい。

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