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英語を話す自由人@Kanです。
英文(日記)添削の難しさは、ネタを見つけて英文を書き続けることにあるとお話ししました。
アウトプットの大事さは分かる。でも続けるのってしんどいんだよなあ…。
同じ問題で悩んでいる皆様の救世主となるような本を発見したので、今回ご紹介します。
早速、私が書いた英文を紹介しようと思ったのですが、偶然にも、英文を書いてから英会話レッスンに臨むというユニークなスクールを見つけたので、そちらの無料レッスンに乗り込んでみました。
それではいってみましょう。
ハーバード式英語学習法でお気楽に英文ライティング
まず、私が発見した英文虎の巻ですが、こちらになります。
グローバル時代を生き抜くためのハーバード式英語学習法 5行エッセイを書くだけで「世界標準の英語」が話せる [ 青野仲達 ]
著者である青野仲達さんは、ハーバードビジネススクールの卒業生で、電車の広告で見かける英会話スクールのGABAを起業された方です。
青野さんによると、ハーバードビジネススクールが重視しているのが、「エッセイライティング」です。
そして、ハーバードが実際に教えているかどうかはわかりませんが、「ハーバードでも通用する『英語のエッセンス』」ということで、5行エッセイの書き方を紹介されています。
といっても、中身は簡単です。
・結論
・理由1
・理由2
・理由3
・結論(冒頭のリピートまたは言い換え)
という構成で、各パーツ事に1行の英文を書くだけです。
結論=自分の言いたいことさえ思いつけば、理由なんかいくらでも取って付けられるので、楽に英作文を量産できることが期待できますね。
例えば、
結論:私はコーヒーが好き
であれば、
理由1:目が覚める
理由2:仕事がはかどる
理由3:ポリフェノール含有量が多く健康にいい。
でもいいですし、自己紹介であれば、自分の仕事を3つの切り口から紹介するのもいいですね。(本には、いろいろな応用事例が紹介されています)
英文どころか、日本語で文章を書く時のハードルを大いに下げてくれる本だと感じました。
ベストティーチャーにいざ突撃!
さて、これと同時に見つけたのが、ベストティーチャーです。
こちらは、「書いて、話す」を売りにした英会話スクールです。
私の駐在時にあったスクールを振り返ると、「書く」派と「話す」派にはっきり分かれていて、「書く」派は数社程度。もちろん、このスクールのことは知りませんでした。
やることは、英文添削と英会話の融合です。
学習のプロセスとしては、
英文を書く→添削+音声録音が届く→復習する→書いた英文をネタに英会話をする
流れになります。
私が選んだのは、テーマなしの自由作文です。
ちなみに、無料受講だと、自己紹介などやりやすいテーマをいくつか選べるできるようになっていますが、英文を書かないといけないことに変わりありません。
早速、5行エッセイ風に書いてみました。
梅雨が嫌い→3つの理由(気分よくない、病気がち、カビ)→梅雨が嫌い
ですが、同じ言い回しはちとイヤだったので、最後の行は表現を変えています。

入力を終えて勝利に酔いしれていると、15分後くらいに添削完了の連絡メールと、驚きの吹き出しが。
なんと、また書かないといけないのです!
今回は事実関係の確認で、5行エッセイは無理かな~。楽ができそうでほっとする。

よくよく見ると、Writingは全部で5本書く必要があります。
これをやっつけてはじめて、Reading&Listening(添削+音声)→Speaking(スカイプレッスン)にたどりつけるのです。

時間を飛ばして、5本書いたあとの添削・復習を見てみましょう。
5行エッセイで書いた2本分だけピックアップしますが、吹き出しよりも見やすいので、あとでダウンロードできる添削PDFのキャプチャを使用します。
さて、1本目。基本的なミスの指摘。ラストの修正で、目的を示すためにtoを使うべしはなるほどです。

2本目。講師からの「休暇を楽しんで、仕事に戻ったときの活力にしてね」というメッセージから、強引に5行エッセイに突入(笑)。
結論は、「休暇中に旅行するのが好き」にしました。

添削のポイントですが、1か所目は、「・・・すること」という名詞的用法のto不定詞のつけ忘れ。指摘は正しいけど、副詞的用法を前提とする説明がちょっとずれてます。
さて、本格的に復習することにします。

Overlappingは、添削後のスクリプトを見て、スクリプトの録音音声を再生しながら音読。
Shadowingは、スクリプトなしで録音音声だけが流れます。それを追いかけて発音します。
Dictationは、録音音声を再生しながら書き取りをします。①部分穴埋めと、②全部埋めの2通りがあります。
全部埋めは何だか分からないので、部分埋めの見本を。

ここまで復習させるか!なかなか熱いスクールです。なお、先ほどの繰り返しになりますが、音声も添削もまとめてダウンロードできるので、ご安心下さい。

復習が終わった後は、いよいよスカイプレッスンです。
とりあえず、別にこだわりないですが(特にこだわらない理由は後日書きます)、とりあえず講師歴5年以上ので画面に登場した先生をパパっとセレクトしました。
セルビアの先生でした。フィリピンばかりじゃないんですね。


さて、万全の体制でレッスン、と思いきや、イベント発生。
退社しようと思ったら、同僚に声をかけられて職場飲み会に参加することに。
ラストオーダーまで焼酎水割りを4杯飲み、ギリギリのタイミングでレッスンに間に合いました。
さて、本番。
自己紹介で、海外に3年いた話をしたのと、添削で提出した文章が分かりやすかったらしく(簡単な文章を短く書くことしかできないので当たり前かも)、先生がちょっとギアが入って、なかなかトークが早い。
酔っぱらってるのでめっちゃきつい(苦笑)!
さて、トークの内容ですが、添削した文章の軽い音読と内容に関する質問から始まり、
・休暇の過ごし方、
・趣味の話、
・セカンドライフをどう過ごしたいといった中長期的な話、
・日本の梅雨が長いという話に絡んで欧州の天気も変だという話、
などなど、盛りだくさんなレッスンでした。
しどろもどろになりながらも、「つまんねーな」と思われることを恐れながらも、完全なセンテンスをひねり出して話すを心掛けました。
気が付けば、手に汗とアルコールを握ったまま、25分間があっという間にすぎてしまいました。
ベストティーチャーの評価は?
他を圧倒する重厚なアウトプットのトレーニング
ベストティーチャーですが、はっきりいっておすすめです。
英文を5本がっつり書いて、しかも、音声付き、穴埋めディクテーションもありでしっかり復習できます。
これを週2回、月8回やれば、40本の英文をモノにでき、英会話の背骨になってくれます。
この時点で添削系の他社を圧倒していると思います。
さらに、スカイプレッスンでは、自分が書いた文章の内容について質問を受けるので(ほかの質問もありますが)、答えやすい分、単語の羅列でなく、ある程度しっかりしたセンテンスで話すトレーニングを積むことができます。
懸念点
ただし、懸念点もあります。
このスクールは、英文を書くことからすべてが始まります。
レッスン1回あたり5本の英文を書くことが必要になりますから、書く作業を重荷に感じてしまうと、英会話までたどりつけず、瞬く間に挫折しかねません。
これに拍車を書けるように、参考として紹介されているサンプルが力入りすぎです(苦笑)。
記念にコピペで紹介しますが、こんな小難しい文章を、マックス100語近くびっしり書いて何往復もするのは、私を含む凡人には無理ですし、参考になるどころかやる気なくします。

実際、私が書いた文章は最長で50語程度です。
モトを取ろうとマックスまで書き切ることにこだわらず、5行エッセイのように、自分の思考を軽い型に流し込んで書きながら、お気楽に続けるのが得策です。
目指す頻度としては、出口のスカイプレッスンは週2回は受けたほうがよいです。
オンライン英会話を試して来た自分の経験だと、週1回だけでは、ネイティブに対峙した時の緊張感、とっさの対応能力含めて元に戻ってしまうので、2回はやっておく必要があります。
2回のスカイプレッスンを受けるには、1週間あたり、英文5本×2回=10本を書くことが必要になりますが、書いても1日1本ちょっと(10本÷7日)なので恐れることはありません。
また、講師の質問には緩急があります。短く返していい質問も来るので、その点は安心です。

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