英語を話す自由人@Kanです。

実際に駐在で使った英語は、思いのほか易しかった

これが、私の3年間の駐在生活を通じた偽らざる実感ですが、その理由は何でしょうか。

私の仮説は、

私たちは必要以上に難しい英語を勉強させられている

です。今回はこれを解説していきます。

トランプさんの英語は難しい?

まず、ネイティブの普段使いの英語を見てみましょう。

アメリカを代表して、トランプさんを選んでみました。

英語ネイティブだけに、さぞかし難しそうと思いきや全くそうではありません。

トピックは、ニュースでも話題になった、WTOの問題提起—もう先進国になった国々がいまだ途上国として特別待遇(Special treatment)を受けるのはおかしい—です。

フィナンシャルタイムズなんかだと、「ああ、俺は何ワード目まで心折れないで目を通せるんだろう」と不安になりますが、こちらのツイートは意外にスルスル読めちゃいませんか?

その理由はというと、アンチトランプさんの言う「トランプさんの頭脳がどうとか」という問題ではありません。

ネイティブの普段使いの英語は平易である

これに尽きます。

tweet=つぶやきなだけに、twitterの英語は話し言葉に近くなりますが、このように、ネイティブの普段使いの英語は、単語も構文も平易な英語のオンパレードなのです。

実際の話し言葉は、紙に書いて見せなくても分からせる必要があるため、もっと簡単になります。

もちろん、多少のハイスピードは覚悟する必要はありますが。

メールでのやりとりも、友人同士のやりとりならば、話し言葉のトーンに近くなります。

こうやってわざわざ書いてますが、日本語でもあたり前の話ですよね?

おごれる人も久しからず
ただ春の世の夢のごとし…

こんな小難しい文語文を使ってやりとりしていたら、まともなコミュニケーションが取れないですよね?

円滑にコミュニケーションをとろうと思ったら、より簡易な言葉を普段使いにする必要があるわけです。

駐在員の英語

お次が、駐在員の英語です。

主にノンネイティブと英語のやりとりをする必要がありますが、お互いにネイティブでないだけに、もっと簡単な英語を使うことになります。

さらに、皆さんの職場での行動を振り返っていただければ明らかだと思いますが、移動する場所、出会う人は限られています。

さらに、扱う分野も業務の内容に限定されます。

やがて、分からない単語をひたすら調べるエキサイティングな日々も終わり、日本と同様の平凡な日常に収斂していきます。

新しい道具が登場しないドラえもんのように。

だから、余計なインプットなんかやめてアウトプットすりゃあいいんだよ!

・・・と書くと話が終わってしまいます。

折角の機会ですので、なぜ皆さんが、役に立つのかよくわからん英語学習本を今日も無用に買わされているのかを考えてみることにしました。

小難しい英語学習本が後を絶たないのはなぜか

日本の本屋に行くと、派手な英語学習本のオンパレードです。

役に立つ会話表現…
重要フレーズ100…

とか銘打ってるけど、自分自身実際に使ったこともないし、ヒトが実際に話してるのを見たことも聞いたこともない英会話フレーズ集。

レッスンの度に、「よく探して来たな~」と思う小難しい単語や慣用表現が10も20も登場する本。

外国の本屋に行って比べてみると、日本の英語学習本コーナーの充実度合いに驚かされますが、何でこんな現象が起こるのでしょうか。

私の答えは、

お金が儲かるから

です。これは私の仮説になりますが、

(1)日本人の多くが自分自身に自信が持てない中で、資格取得系の自己研鑽本が売れやすい。

(2)なかでも、最も手を出しやすいのが、英語学習本。

(3)これに手を出させるために英語学習のハードルを作って学習意欲をあおる必要がある

(4)そのハードルを作るために、自称「使える英単語」「使える英語表現」てんこ盛りにする

(5)毎年更新されるファッションやスキー板ニューモデルのように、英語自体がモデルチェンジしてるわけでもないのに(苦笑)、皆さんが必要性を吟味せず、うっかり手を出してしまう

こんなプロセスを経て、悲劇のような喜劇が毎年繰り返されているというわけです。

まとめ

トランプさんのツイッター原文に触れてみましたが、ネイティブは案外平易な英語を使っています。

駐在員はというと、ネイティブになりきれるわけないので、ノンネイティブとしてもっと平易な英語を使います。

さらに、駐在員が話す言葉は、業務が遂行できさえすればいいので、時とともに限定・固定されていきます。

そんな現実とは裏腹に、本屋に売っている英語学習本は、本当に必要だとは思えない表現てんこ盛りで毎年改訂されていきます。

これは、あなたの英語力向上のためではなく、ビジネスのためです。

実際に必要な英語は限られています。

アウトプットを通じて、必要な表現の身を体で身に付けていきましょう。

 

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